AMICHIKOがニット作家としての活動を始めたのは2016年4月からです。
そして、シンプル編み(単編み)®を考案したきっかけは、かつて母がニット作家として活動していたことに関係しています。
母は、複雑な編み図をもとに、緻密でデザイン性に優れ、編み方もすぐには誰も真似が出来ないような複雑な編み方で、多くの美しいニット作品編んでいました。それを目の当たりにしながら、「あんなに高度な技術が要る複雑な編み方は、私にはとても無理!」と思っていました。
そこで私は、母とは対照的に、もっと誰でも簡単に取り組めて、なおかつ仕上がりがオシャレな編み方はないものかと、研究を重ね、今まで書籍やインターネットでは見かけたことのない簡単な編み方に、たどりつきました。そして誕生したのが「シンプル編み(単編み)®」です。
ただ、私の作品を今は亡き母に見てもらうことが出来なかったのが心残りです。
シンプル編み®は、かぎ針編みで編んでいるのに、編み目が棒針編みで編んだメリヤス編みの表目に似ていて、ほぼリバーシブルの編み目できれいに仕上がります。
本当に単純な編み方なので、初めて編み物にチャレンジしようと思っている方や、障がいを持っている方にもきっと楽しんでいただけると思います。
シンプル編み®の作品を紹介するとともに、講習会を通して、この編み方を世の中に広めていければ幸いです。
編み物は両手を動かすことで、認知症の予防やうつの改善にも効果があるという研究結果もあります。
また、集中力の向上にも役立ちます。
シンプル編み®が、ステイホームで一人で巣ごもりしている方にも、グループで集まって編む方にも楽しんでいただける「心のオアシス」となるように願っています。
ニット作家 AMICHIKO
母の作品①:緻密なデザインのカーディガン
㊟これはシンプル編みではなく、棒針編みで編んだ作品です。
母の作品②:美しい編み込み模様のセーター
㊟これはシンプル編みではなく、棒針編みで編んだ作品です。
シンプル編み「編み葉ちゃん」表側
シンプル編み「編み葉ちゃん」裏側
カラフルな毛糸で色々な作品にチャレンジ!
小学生頃:母からの手習いで編み物を始め、小学校の卒業文集の自己紹介に「趣味→編み物」と書いた。
高校時代:伯父のお見舞いにかぎ針編みでひざ掛けを編む。その作品は、今でも伯父の家族が大切に保管してくださっている。
20歳代:セーターなどの棒針編みの作品に挑戦。手編みのアラン模様セーターをプレゼントして伴侶を射止める。その後、子ども3人の子育てに追われ、ずっと編み物から離れる。
2016年4月:ふと目にしたかぎ針編みの作品にヒントを得てシンプル編み®を考案。ニット作家AMICHIKO(アミチコ)としてシンプル編み®の研究を始める。
2017年4月:Polish Knit(ポリッシュニット)®を立体商標登録。
2018年8月:シンプル編み(単編み=たんあみ)®を商標登録。
2019年4月:府中市市民活動団体「編み物の泉〈あみいず〉」を立ち上げ、府中市市民活動センター プラッツにて毎月1~2回の講習会を開催。現在に至る。
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